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Concept

色は、光
植物の命の色
光をまとう

私たちは今、未来への分岐点に立っています。欲望と大量消費の先に待っているのは「地球の限界」だと、誰もが自覚する時代になりました。衣服についてもその矛盾を見直すべき時がきています。

そもそも衣服とは、たんに流行を表現したり、身体を保護するだけのものではありません。かつて日本では季節の移ろいを表現し、静かに精神を高揚させてくれるものでした。今私たちは疫病や戦争など、不安定で心ざわめく時代を生きています。だからこそ素肌で自然を感じ、心を優しく包み込んでくれる衣服が、強く求められているように感じます。

こうした時代意識を共有して、服飾ブランドmatohuと染織ブランドatelier shimuraは、「hikariwomatou 光をまとう」というシナジェティック・ブランド (synergetic brand) を始めます。お互いのポテンシャルを最大限に組み合わせた「相乗作用から生まれるブランド」です。本当に特別な一着として、一生大切に着続けたい衣服を提案します。

植物の色彩世界は、光といのちが結合したものです。なぜなら植物は光合成によってエネルギーを作り出し、いのちを得ているからです。そしてこの光から、すべての草花の美しい色、樹々の枝、葉、実はできています。草木染めとは、これらの天然素材から取り出された植物の生命の色です。現在主流の化学染料とはまったく異なります。

色の根源をたどってみますと、そもそもすべての色は光から生まれています。光がなければ、この世は闇であり、色は存在しません。地球上にあまねく満ちる光によって、命がはぐくまれ、多様な色の世界が目に見えるものとなるのです。私たちは光を直接まとうことはできません。しかし、植物の純粋な色でつくられた衣服をまとうことによって、「光をまとう」ことができるのです。

シナジェティック・ブランド「hikariwomatou 光をまとう」では、atelier shimuraによる植物染色と手織りの布、matohuによる現代の生活に寄り添う新鮮なデザインを通して、「光」という恵みから生まれた本質的な衣服を提案していきます。

About

シナジェティック・ブランド「hikariwomatou 光をまとう」は、この二つのブランドが相乗的に力を合わせて、デザイン・制作・運営しています。

matohu

「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに2005年に設立。翌年より東京コレクションウィークに参加し、日本の歴史や美意識、伝統技術などを現代的に昇華した作品を発表。現代日本を象徴するブランドの一つとしてプレスや海外のメディアから高い評価を受けている。また表参道のスパイラルガーデン、金沢21世紀美術館、熊本現代美術館などで展覧会も行っている。第二十七回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

matohu (「まとふ」と書いて「まとう」と読む) には2つの意味が込められている。一つは日本語の「まとう」。身体を包み込むように軽やかに身にまとう服。もう一つは「待とう」。消費して捨てるのではなく、自分らしい美意識が成熟するのを待とうという呼びかけ。パターンを大切にする服作りと、綿密に組み立てられた言葉を大切にし、オリジナルテキスタイルを用いた芯のぶれないクリエーションを続けている。matohuの世界観を表現したファッションの世界を通して日常の美を追求するアートファッションドキュメンタリー「うつろいの時をまとう」が、2023年3月25日を皮切りに各地で劇場公開がされる。
https://www.matohu.com

  • matohu
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atelier shimura

アトリエシムラは染織家・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした次世代の作り手による染織ブランド。染織を通して豊かな思想を継承しながら、暮らしを美しくすることや、時代にふさわしい活動のあり方を日々探求し、「ワークショップ」や「学びの会」など染織を中心とした文化体験の場を作るなど、新しい試みを続けている。工房は京都・嵯峨野にあり、商品はすべて根や枝、葉など植物の生命で染め、手機 (てばた) で織りあげている。経糸 (たていと) には艶やかな生糸を、緯糸 (よこいと) には柔らかく風合いのよい紬糸 (つむぎいと) を配し、その組み合わせによって独特の織色を生み出している。
https://www.atelier-shimura.jp

  • atelier shimura
  • atelier shimura

Product

完全受注制。注文ごとに染め、織り、縫製の制作に入ります。制作期間はおよそ10ヶ月~です。

長着

長着

変えないデザインとしてmatohuが創設以来作り続けている和洋を超えるアイテムです。ロング丈のジャケット(はおりもの)や コート、ドレスとしてお使いいただけます。

ジャケット

ジャケット

額装

額装

ショール

ショール

バッグ

バッグ

Order

京都

日時:
2024年6月7日(金)〜18日(火)
12:00〜18:00 水曜・木曜定休
※6月9日(日)はトークイベント開催のため17:00閉場
場所:
アトリエシムラ Shop & Gallery 京都本店
京都府京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2壽ビルディング2F
トークイベント:
2024年6月9日(日)17:00〜18:00
「生命と工藝」matohu × 志村昌司
来店またはオンラインにてご参加いただけます。
詳細・チケットのご購入はこちらより
お問い合わせ:
tel:075-585-5953
mail:info@ateliershimura.co.jp

取り扱い店舗

matohu椿山

matohu椿山にて、ご試着、ご注文いただけます。ご希望の日時を3日前までに、来店予約フォームよりお気軽にご連絡ください。

文京区関口1-35-17山水ビル301
TEL:03-6805-1597

過去の展示会

展示会は全て終了いたしました。

京都

日時:
2023年6月9日(金)〜6月11日(日)
11:00〜19:00 ※最終日は17時まで
場所:
山科伯爵邸 源鳳院
京都市左京区岡崎法勝寺町77
トークイベント:
2023年6月10日(土) 10:15〜11:00
「光と色の思想について」matohu × 志村昌司
「hikariwomatou 光をまとう」 京都展 トークイベント

名古屋

日時:
2023年6月17日(土)〜6月25日(日)
13:00〜19:00 ※close火・水曜日
場所:
Gallery NAO MASAKI
愛知県名古屋市東区葵2-3-4
トークイベント:
2023年6月17日(土) 13:30〜14:30
「テキスタイルとしてのアート 光をまとうという表現」 matohu × 志村昌司 × 正木なお
「hikariwomatou 光をまとう」 名古屋展 トークイベント

東京

日時:
2023年7月6日(木)〜7月8日(土)
10:00〜18:00 ※最終日は17時まで
場所:
草月会館
東京都港区赤坂7-2-21
レセプションパーティー:
2023年7月6日(木) 17:30〜19:30
草月会館2階 談話室
トークイベント:
2023年7月8日(土) 14:00〜14:45
「ファッションとアートと工藝の垣根を越えて」 matohu × 志村昌司 × 正木なお
「hikariwomatou 光をまとう」 東京展 トークイベント
オープン試着会:
2023年7月13日(木)〜16日(日) 11:00〜18:00 予約不要
matohu椿山
文京区関口1-35-17山水ビル301
TEL:03-6805-1597
上海、パリでも開催予定です。今後の展示会については随時お知らせいたします。

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